カラコンの装着感と快適さの評価基準
カラコンの装着感を評価するにあたっては、様々な要素が考えられますが、中でも重要になってくるのが、乾燥度合い。
カラコンと一口に言っても、その種類は多様で、それぞれに全く違った特徴があり、乾燥しやすい、しにくい、というのもその一つなのです。
そして、乾燥しやすいものは、目の疲れを生じさせやすく、時間の経過とともに、装着感も悪くなっていきます。
乾燥と装着感との間には密接な関係性があり、いかに乾燥させにくくするかが、快適なカラコンライフに直結するといっても過言ではありません。
では、どのようにして乾燥を防ぐのか(装着感をよくするのか)。これから述べる3つの要素に着目すれば、乾燥を大きく軽減することができます。
まず1つ目、ワンデータイプのカラコンを選ぶ。
カラコンには、ワンデーやマンスリーなど、使用期限が決まっているものがあり、ワンデーが最も乾燥しにくいと言われています。
常に新しい状態で利用できるワンデーは、例えるなら鮮度の高いコンタクトという事になり、耐乾燥性に優れているということになります。
マンスリーの物も、使い始めた当初は乾燥を防いでくれますが、時間経過とともに、その効果は失われていくので、そのあたりのことは把握しておかなければなりません。
とはいえ、マンスリーの方が経済的なメリットもあるので、今の自分に合った、バランスの取れた洗濯をしていく必要があります。
2つ目、酸素透過性。
少し難しい言葉になりますが、簡単に言うと、目に酸素をいきわたらせる度合いの事で、これが高いほど目の疲れを軽減するとともに、乾燥も防ぎやすくなります。
3つ目、含水率。これまた難しい言葉になりますが、要はどの程度水を含んでいるかを表す指標。
低含水レンズ、中含水レンズ、高含水レンズ、などがありますが、単純に考えれば、高含水レンズが、よさそうに見えますよね。
事実、装着する際には、水分を多く含んでいるため、フィット感は他の物よりも明らかに優れています。
問題なのが、時間経過とともに、レンズから水分が失われていく、という事。
するとどうなるか。目から水分(涙など)を吸い取ることになり、目の乾燥を引き起こしやすくなってしまいます。
低含水はその逆。最初のフィット感に難はあるものの、長時間付けても乾燥を引き起こしにくいというわけ。
つまり、長時間付けるかどうかによって、低含水なのか、高含水なのかをけんとうしていくひつようがあるのです。
以上3つの点に着目し、ストレスフリーなカラコンライフを実現していきましょう。