カラコンの装着時間と目の疲れや乾燥の関係性
最近は若い世代だけでなく30代・40代の方の間でも、カラーコンタクトレンズを愛用する方が多くなりました。
通称「カラコン」と呼ばれるアイテムは、一般的な医療用コンタクトレンズと同じように瞳に装着して使用をします。
今現在、カラコンを愛用していて何か目に違和感を覚えるということはありませんか。
例えば目を開けているとヒリヒリとした感じがある、目が疲れて視界が霞んでしまうということがある場合は「ある問題」が原因と考えられるでしょう。
ここで簡単に、カラコンと目の違和感についての関係性について解説をしてきます。
まず一般的なコンタクトレンズにも言えることですが、コンタクトレンズには1日あたりの装着時間は最長でも12時間までと厚生労働省では推奨をされています。
これ以上の時間で装着をすると瞳に十分な酸素を届けることが出来ず、目の表面層である角膜を傷つける恐れがあるわけです。
目がヒリヒリする、目が疲れて視界が霞んでしまうという現象は角膜の表面が乾燥している証拠であり、そのままの状態が続くと角膜障害を引き起こします。
カラコンの場合はさらに最長8時間までの装着が望ましく、それ以上の使用は避けるのが賢明です。
ではどうしてコンタクトレンズを使用すると目の疲れや乾燥を引き起こすのでしょうか。
簡単に述べると、レンズが角膜全体を覆ってしまい、涙で潤わないからです。
涙は下まぶたにある涙腺とよばれる器官から分泌をされており、そこから角膜へと広がっていきます。
しかしこの角膜の表面にコンタクトが装着されていると、表面を潤すことが出来ません。
最近はカラコンの種類でモイスチャータイプというものがあって、レンズの半分が水分で出来ているものもあります。
この製品だと瞳が潤うため長時間装着していても乾燥が気にならず、目の違和感を軽減することが可能です。
それでも1日8時間を目安にした使用が好ましく、目の健康を維持するためにも各カラコン商品に記載されている正しい使い方を心がけるようにしましょう。